
Colobockle Nest
コロボックルとは
北海道に伝わる小人「コロボックル」は、フキの葉の下や竪穴住居で暮らし、自然とともに生きていたと語り継がれています。
風を感じ、花を愛で、鳥の声に耳を澄ませ、月を眺める。その暮らしには、自然と呼吸を合わせるような、穏やかで豊かな時間が流れていました。
この温浴施設は、そんなコロボックルの世界観をモチーフに、北海道の雄大な自然を全身で感じる「自然の中のスパ」として計画しています。建築は主役ではなく、自然を味わうための器。その土地が本来持つ風景や空気を最大限に引き出すことを目指しました。
浮遊するランドスケープ
建築は盛土によって大地と一体化し、周囲の風景へ静かに溶け込みます。
春には草花が芽吹き、夏は鮮やかな緑に包まれ、秋は黄金色の野へと移ろい、冬には一面の雪景色となる。四季の移ろいとともに建築の表情も変化し、季節そのものを纏うランドスケープとして存在します。
北海道の雄大な自然の中で、風景の一部となることを目指しました。
滞在というアクティビティ
ここでの入浴体験は、湯に浸かることだけではありません。
薪を割り、自ら火を起こし、湯を育て、その時間を語らいながら待つ。火の揺らぎを眺め、ゆっくりと流れる時間を楽しみ、やがて温まった湯へ身を委ねる。
一連の行為は、日本に古くからある共同湯の文化を現代的に再解釈したものです。身体を整えるだけでなく、人と自然、人と人とのつながりを育む、温浴体験を提案します。





- SITE
- Memu, Taiki, Hiroo District, Hokkaido
- PRINCIPAL USE
- Spa
- YEAR
- 2018
- FLOOR AREA
- 37.1㎡
- STRUCTURE
- RC+S
- CONSTRUCTION
- Takahashi Construction Co., Ltd.
- PHOTO
- Shinkenchiku-sha
AWARD
JCD DESIGN AWARD 2018 GOLD AWARD
7th LIXIL International University Architectural Competition GRAND PRIZE